歯石を取る理由3つ

健康

歯石を取る必要はある?

私は、「歯石を定期的に取らなければならない」と言われて「はいそうですね」とはならない天の邪鬼な性格です。

最近、歯科に通っていまして、最後の治療のときにやはり、「4ヶ月後に歯石を取りに来てください」と言われました。せっかくなので、この機会に理由を聞いてみました。

歯石を取る理由

私は、歯石がついていること自体は問題ないと思っていたのですが、やはりそれ自体が問題となることはあまりないようです。では、なぜ歯石を除去しなければならないのでしょうか。その理由は以下の3つです。

歯石を取る理由
  1. 歯周ポケットの拡大防止
  2. バイオフィルムの除去
  3. 歯の表面の凹凸除去

では一つ一つ見ていきましょう。

歯周ポケットの拡大防止

歯石がない場合は、歯磨きの作用によって歯肉が引き締められ、歯と歯茎の間、いわゆる歯周ポケットは小さいままに保たれます。しかし、歯周ポケットに徐々に歯石が溜まってくると、 正しい歯磨きをしていても 、歯と歯茎がピッタリとくっつくことが妨げられるため、そこに歯周病菌が常在しやすくなります。

歯周病菌が常在すると、歯の根本付近の骨が炎症を起こします。骨が炎症を起こすということは、骨が溶けるということです。これが、歯周病で歯がグラグラする理由です。

歯周病のために抜けてしまった歯を観察すると、葉の根っこまで歯石がびっしりついているというケースもあるようです。

バイオフィルムの除去

バイオフィルムは、シンクのぬめりの正体と同じで、菌が自分自身を守るために発生させるバリアのようなものです。シンクのぬめりと同様に、薬剤や水流だけでは落としにくくなってきます。特に歯周ポケット内に常在する歯周病菌が発生させるバイオフィルムを除去するには、どうしても物理的にこする必要が出てきます。

このバイオフィルムの形成には約4ヶ月かかるため、4ヶ月毎に歯石除去することが理想的だということです。

過去私は3ヶ月と聞いていたりしましたが、理由を聞いたのは初めてでしたし、納得、という感じでした。

歯の表面の凹凸除去

歯の表面(見えている部分)のエナメル質は、体の中で最も硬い部位です。

毎日きちんと歯磨きをしていれば、歯の表面に問題はないようですが、歯石が原因となって細かい凹凸やザラザラが生じると、そこについた歯垢を除去しにくくなります。それが虫歯の原因になるということです。

おわりに

自分の力で、 自分の歯で噛んで、ものを食べて、栄養素を取り込み、食事の喜びを感じるということは、生きる喜びの本質に近いと考えています。死ぬまで自分の力で食べるには、歯周病予防のための歯石除去は、かなり重要だということを再認識しました。

今回、素朴な疑問を先生にぶつけてみて、本当に良かったと思います。丁寧にお答えくださった、小松歯科の小松倫也先生、ありがとうございました。

質問した時、わざわざ歯のモデルを持ってきてくださり、かなりの時間を割いてわかりやすく説明してくださいました。正しい知識を広め、人の幸せに尽力しようという医師としての熱意に感服しました。

次の診察でも、よろしくお願いします。

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